結婚しても、夫婦共働きが当たり前になってきている現代。
フルタイムでがっつり働く共働き夫婦の家事分担の割合はどうなっているのでしょうか?
この記事では、共働き夫婦の家事分担の割合、家事分担の成功例・失敗例、そして新しい家事分担のカタチとして「第3者と分担する」ということについてご紹介したいと思います。
共働き夫婦の家事分担の割合は?
マーケティングリサーチ企業、Macromill(マクロミル)社が毎年行っている「2018年 共働き夫婦の家事分担調査」を見てみましょう。
フルタイムで共働きをしている夫婦1000人に聞いた、家事分担調査の結果、妻が家事のほとんどを担っている家庭が26.9%、妻が主で夫が少し手伝っている家庭が37.5%と、妻がメインで家事を行なっている家庭は60%以上となっています。
前年の2017年に比べて夫の分担は増えてはきているものの、まだまだ家事の負担は女性の方が大きいことがわかります。
フルタイムで働いて、さらに家事もほとんどこなしてる26.9%の奥さんたち、すごすぎ!!
共働き夫婦の家事分担・成功例
共働き夫婦の家事分担での成功例をいくつか見ていきましょう。
(1) 分担しつつもキッチリ分けすぎず、やってもらったら感謝する
料理は妻、掃除は夫、などキッチリ分けすぎた結果、どっちかができていなと怒ってケンカになっては意味がありません。
分担しつつも、余裕があるときは当番関係なくやって、その代わりやってもらった方はしっかり感謝を伝えると夫婦仲も良く保てるでしょう。
(2) ありとあらゆる家事をすべて分担表に書いて、夫ができることを選んでもらう
一言に家事といっても、細かいことまでいれたらやることはたくさん。些細なことでも家事と呼べる家事を分担表に書き出し、確実にできることを夫に選んでもらって成功した人も結構います。
夫側としたら「家事ってこんなにたくさんあったんだ。大変なんだなぁ」という気づきと、負担なくできる家事を選べるという選択権のありがたさを感じてくれるかも。
妻側もいきなりアレコレお願いして夫に嫌々させるよりも、夫が選んだできることを率先してやってもらうことから始めてみましょう。
(3) 妻が掃除をしない夫のお金でルンバを買って部屋も気分もスッキリ
妻側の不満・イライラを解消させて、ある意味分担成功(?)に繋がっているのがコチラ。
- 【例1】夫が掃除をしない→夫の代わりに働いてくれるルンバを夫のお金で買う
(妻の言い分:お前が手伝うか、ルンバに頼むか選べ) - 【例2】夫が洗濯をしない→夫の代わりに洗濯から乾燥までしてくれるドラム式洗濯機を夫のお金で買う
(妻の言い分:お前が手伝うか、以下略) - 【例3】夫が食器を洗わない→夫の代わりに食器洗いから乾燥までしてくれる食洗機を夫のお金で買う
(妻の言い分:お前が以下略)
夫が動かないなら、便利家電に分担させるというのも一つの手ですよ。
共働き夫婦の家事分担・失敗例
続いて共働き夫婦の家事分担の失敗談の例もいくつか見ていきましょう。
(1) 指示したことしかやってくれない夫にイライラ
妻としては、「やれ」と言われてやるのではなく、夫が自主的に家事をやるというのが理想のスタイル。
分担したからには、夫側も自分の仕事、やるべきことと捉えることで、妻の機嫌も損ねずに済むでしょう。
(2) 夫側の「手伝う」というスタンスが妻を怒らせる
夫側の失敗例の一つが「手伝っている」という言葉やスタンス。もっと最悪なのが「手伝ってあげてる」という上から目線。これは間違いなく共働き妻の逆鱗に触れるでしょう。
特にフルタイムで働く共働き夫婦は、仕事している時間は同じなのに、家事は当然妻の仕事なんてスタンスでいられたら、怒るに決まっています。
夫側は、まずは「手伝う」という考えを捨てて、家事に向き合ってみましょう。
(3) 妻が夫に「あれやって」「これやって」と一気に命令する
ゆっくりしたい休日に、妻からガミガミ命令されることは、夫にとってストレス以外の何ものでもありません。
男性は女性ほどマルチタスクが得意ではないので、一気にアレもコレもと言われても脳がついていかず、何を言っても受け付けなくなってしまいます。
妻側も日々の夫の仕事への労いや感謝の気持ちを伝えつつ、夫のタイミングを見計らって頼むようにしましょう。
(4) やった家事に対して文句や意見を言ってケンカに発展
夫ががんばって掃除をしたのに「まだホコリが残ってる!」と文句を言ったり、洗濯をしたのに「たたみ方が汚い!」と機嫌が悪くなったら・・・「もうやりたくない!」と思いますよね。そして、自分が言われたら、同じように嫌な気持ちになりますよね。
夫→妻、妻→夫、どちらにしても、家事に対する文句は間違いなくケンカの原因に。文句を言う方が担当するか、どちらも苦手なら家事代行に頼むなどして、お互いのストレスを減らす工夫をしましょう。
家族以外の第3者を入れて家事分担するという選択肢
ここまで、共働き夫婦の家事分担の割合、成功例・失敗例を見てきましたが、これからの時代の新しい家事分担の方法として、家族以外の第3者を入れて分担すると言う選択肢を紹介します。
それが、家事代行や宅配サービスの存在です。頼れる親が近くにいない、義両親に家事代行なんて頼めない、でも誰かにお願いしたい!そんな共働き夫婦の強い味方。
イメージ的に家事代行なんてセレブが使うものだと思うかもしれませんが、世間一般が思っているより料金も高すぎず、一般家庭でも十分に利用できます。
家事分担でモメることが多い夫婦は、一度家事代行サービスの利用を視野に入れて話し合ってみてもいいのではないでしょうか?
まとめ:家事分担は夫婦だけで解決しなくていい
以上、今回は共働き夫婦の家事分担の割合、家事分担の成功例・失敗例、そして新しい家事分担のカタチとして「第3者と分担する」ということについてご紹介しました。
仕事も家事も育児だって抱えながら、夫婦だけ、家族だけで解決しようとして、ストレスをため込んでしまっていませんか?
頼れるところは第3者に頼ってもいいんです。妻の家事の割合が7割なら、この7割を代行サービスと2分割すれば、妻3.5割 / 代行3.5割 / 夫3割。気持ち的にもラクになって、夫婦の仲も良くなっていくでしょう。