結婚した後も、子どもができた後も、夫婦二人とも仕事をする。そんな共働きが当たり前の時代だからこそ、家事分担に関する喧嘩が多くの夫婦を悩ませています。
みみこ と こたろう の夫婦も定期的に家事分担に関するケンカが勃発しています。
2019年3月のExciteニュースの記事にも、夫側・妻側の25%以上が夫婦喧嘩の原因に家事分担をあげており、ケンカ原因のダントツ1位。
【夫が感じている夫婦げんかの原因トップ3(「その他」を除く)】
1位 家事分担・やり方(25.9%)
2位 伝えてある内容を忘れる(14.1%)同
2位 連絡がない、遅い(14.1%)【妻が感じている夫婦げんかの原因トップ3(「その他」を除く)】
1位 家事分担・やり方(27.4%)
2位 伝えてある内容を忘れる(19.9%)
3位 連絡がない、遅い(12.6%)
しかし、家事分担でケンカになる夫婦が多い一方で、それを乗り越え解決している夫婦や、そもそもケンカにさえならずに上手くやっている夫婦もいます。
今回の記事では、ケンカにならずに上手くいっている夫婦が実践している家事分担に関する秘訣や解決法をご紹介します。
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【1】家事をやった夫・妻をとにかく褒める、感謝を伝える
シンプルかもしれませんが、これは家事に限らず夫婦仲を良く保つためには褒めたり、感謝を伝え合うことが大切ですよね。
妻が夫を褒めておだてて家事をやってもらうというのはよく聞きますが、奥さんの家事に対して旦那さんはしっかり褒めているでしょうか?
「理想論だ」「きれいごとだ」と言わずに、まずはお互いを褒め合うことから始めましょう。上手くいっている家庭の多くは、ここを徹底しています。
【2】 ご褒美制を取り入れる
見返りを一切求めずに、献身的に当たり前のように家事をこなせる人ばかりではないと思います。
家事をがんばった夫・妻へ、ご褒美制を取り入れてみてはいかがでしょうか。
【例】
今週は夫が中心に家事をする、その代わりに週末には妻のおごりで夫の大好物を食べに行く。来週は妻が中心に家事をする、そして週末には夫が妻にエステ1時間分のプレゼント。
家事をやった分の見返りとして、楽しみなご褒美をお互いに用意してみては?
あまりにもご褒美が贅沢だと経済的に継続が難しいので、予算を決めて(3,000円とか5,000円とか)やってみるといいでしょう。
【3】家事分担表を作って、家中のいたるところに貼る
口約束の家事分担だけでは、結局どちらかの負担が大きくなった時に、またケンカが勃発してしまいます。
役割分担を可視化して二人の認識を一致させるためにも、家事分担表を作って、家中に貼っておきましょう。
玄関・トイレ・キッチン・寝室など二人とも毎日使用する場所がいいですね。家事の内容で分担してもいいし、曜日ごとに担当を変えたり、家事を一切しないお休みの日を作ってみてもいいでしょう。
また、分担表は必ず二人で納得した上で作りましょう。ケンカしながら無理やり分担表を作るのはNG。二人が冷静に平和に話せるタイミングで、分担表を作っておきましょう。
【4】家事分担が上手くいっている夫婦の例を見る・近くで学ぶ
喧嘩にならずに、家事分担もしっかりできている夫婦はちゃんと存在します。
共働きが当たり前の現代、そして男性以上にバリバリ働くキャリアウーマンが増えている中、夫婦の関係や男性の性格的にも、家事に積極的、理解のある夫は確実に増えています。
例えば、夫が家事をすることを受け入れてくれない、家事分担を理解してくれない、という奥さんは、家事分担が上手くいっている夫婦と仲良くなって、夫婦同士の関わりを増やしていきましょう。
でも、以下のセリフは口が裂けても絶対言わないでくださいね。
あくまでも、理想の夫婦像として近くで学ばせてもらうだけで、それぞれ違う夫婦・違う人間なのですから、人の旦那と比べるのはNG中のNG。夫と妻が逆の場合も同じです。
家事分担できている夫婦を見て、夫(妻)が自然と家事をするようになるのがベストです。
【5】罰金制や罰ゲームを取り入れる
ご褒美よりも、適度な強制感や厳しさの方がやる気が出るという夫婦は、家事をやらなかった場合の罰ゲームや罰金制を取り入れるのもアリだと思います。
例えば、夫が掃除当番を忘れたら、1,000円の罰金を妻に支払う。妻が料理当番を忘れたら、夫に1時間のマッサージをする、などゲーム感覚で楽しんでできる夫婦にはもってこいでしょう。
【6】高機能家電に任せて負担軽減
夫婦ともに仕事が忙しくて家事をする暇がない夫婦は、機能的な家電を買って、負担を減らしましょう。
- 床掃除はルンバに任せる
- 洗濯〜乾燥はドラム式洗濯機に任せる
- 食器洗い〜乾燥は食洗機に任せる
それぞれ購入にはかなりお金がかかりますが、実際に使ってみるとかなり家事の効率が良くなるという口コミが多いです。
フルタイム共働きで収入に余裕がある夫婦は、便利な家電に頼るのもアリですよ。
【7】家事代行を利用する
そもそも夫婦ともに家事が苦手でストレスを感じてしまう場合や、上で紹介してきたどの方法でも上手くいかなかった夫婦は、無理せず家事代行や宅配サービスに頼りましょう。
例えば、仕事は大好きだけど、家事は苦手・・・という女性がストレスをためてまで無理して家事をして、仕事にも悪影響を与えてしまったら本末転倒なわけです。
夫の場合も同じく。妻に言われるがまま、平日は仕事、休日は家事の生活になった夫が、疲れて体調不良になりがちになったら、夫婦の幸せからはどんどん遠のいてしまうわけです。
そんな時、上手く活用してもらいたいのが、家事代行サービスや弁当宅配サービス。頼れる親が近くにいない方や、親や義両親に頼むのは恥ずかしい方などが、積極的に使い始めています。
家事代行はセレブが使うイメージがあるかもしれませんが、実際のところそこまで手の届かない価格ではないし、プロの家事代行さんから効率的な家事を学ぶ機会にもできるので、使い方によっては一石二鳥なんですよ。
まとめ:共働き夫婦にはいろんな家事分担のカタチがある
以上、今回はケンカにならずに上手くいっている共働き夫婦が実践している家事分担に関する秘訣や解決法をご紹介しました。
褒め合ったり、ご褒美をあげあって、家事のモチベーションをあげるもよし。
分担表を作ったり、実際に分担できている夫婦を見てモチベーションを保つのもよし。
それがどうしてもできない場合は、無理せず家電や家事代行を頼っても良いでしょう。
大切なのは、夫婦がストレスなく、身体的にも精神的にも健康でいられること。そのための選択肢として、しっかりとパートナーと話し合って解決していきましょう。